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その日、初めて私設図書館の扉を開けました。


初めて出会ったメイド、
図書館の使い方を教えてくれたこと、
初めての会話の内容、
昨日のことのように鮮明に覚えています。

優しい橙色の灯火と、
甘いお菓子の香り、
白いエプロンにふわっと翻るスカート、
静かに心が踊りました。

好きなことについて語り合う人々、
色んな次元と繋がる不思議な扉、
初めて見た不思議な本、
時間が無限であるかのように錯覚してしまいます。

音楽を囀るニワトリ、
ハーバリウムのようなハーブティー、
ザクっとふかふかのスコーン、
シフォンケーキにフォークを通すとしゅわっと音がしました。

時折聞こえる楽しそうな笑い声、
気がつくと注がれている温かい紅茶、
少し軋む床と木の温もり、
全てを肯定してくれるような優しい空気が流れています。


心を惹かれてやってきた場所はそんな空間でした。
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ごきげんよう、ヤナギです。

yanagi


気がついたら11月になっていました。
月日が経つのは早いものですね。
書きたいことは山ほどあったはずなのに、いざ筆を手に取ると何も書き出せないものです。
書いては消して、書いては消してを繰り返しながら少しずつ綴っています。

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閉館のお知らせが来てからもたくさんの旅人様が訪れ、皆様の寂しいという気持ちを感じると同時に、シャッツキステが多くの人に愛されていることを感じました。

私の知らない屋根裏部屋時代のお話や、
そこに存在したメイドの話、
そのときの出来事や、
特別なお菓子など…
私の知らないシャッツキステのお話を伺うことができたことはとても楽しかったです。

この素敵な空間はメイドだけで作られてきたものではありません。

多くの旅人様が訪れ、
好きなことについて熱く語り合い、
たくさんの優しさがあったからこの空間が存在したのでしょう。

ここで優しい旅人様方と出会ったこと、
いろいろなお話ができたこと、
全てのことに感謝しています。
ありがとうございます。

そしてシャッツキステで、個性溢れるメイド達とお給仕ができたことはとても楽しく幸せな時間でした!

シャッツキステという場所も、
そこに訪れる旅人様も、
そこに存在するメイドも
全てが好きでした。

物理的なシャッツキステは終わってしまいますが、消えてしまうわけではありません。
今まで紡いできた物語は存在し、宝箱には思い出がたくさん詰まっています。


大好きな空間にありがとう、
大好きな方々にありがとう、
みなさまの旅路に、よき出会いと楽しい出来事が訪れますように

さようなら
おやすみなさい

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本当に本当に素敵な時間をありがとうございました。