私の経験上ですが、もともと苦手だったものを好きになることがよくあります。

ichi



素敵な閏日にごきげんよう。イチでございます。

子供の頃はなんとも思っていなかった閏日。

大好きな音楽家たちの解散・再結成を経て、とてもとても大切な日になりました。

あらゆる意味は能動的に求めるだけでなく、受動的に付加されることもございます。

調節なんて無粋だと感じる人がいる傍で、時に整えることは大事だと言う人がいます。

無駄なことはない方がいいと感じる人がいる傍で、無駄も必要だと言う人がいます。

もしかしたら無かったかもしれないこの日に、意味づけをして、あったと確実に言えるように。

この文がずっと残ったとしても、誰も見なくなって忘れてしまったらそれは消えたのと同じなのです。

だから、余分な日に余分な日誌を書かせてください。誰かが、イチさんが変な日誌を書いていたなと覚えていてくれれば十分すぎるくらいです。



私は昔から"この人にとって私は何?私にとってこの人は何だろう?"と考えるくせがあります。

誰かにとっては、とても無駄なことかもしれません。でも私にとってそういう関係性を考えることはとても大切です。

浅いながら色々な経験をしてきたのですが、ずっと分からないものがありました。

彼女と私の関係性のラベリングです。


その人は知らない間に静かに私のリミッターを外しています。

気づいたときには燃料を撒いていて火をつけるのがうまいのです。


そうやったあとに、私の感情の振り幅を冷静に見つめています。

ハッとなります。なんだか少しだけ腹も立ちます。でも嫌な気分ではないです。

いつも思います。そうですよね、そういう人ですよねあなた。


彼女が「AよりBだ」と主張するとき、「本当はAのことはそこまで考えていないけどBを引き立たせる為にそういう表現をしよう」と考えていることも分かります。


気にしているようで気にしていなくて、でも本当は気にしている。そういう人なんです。

会えてよかったとあっさり、でも心の底から言ってしまう人です。


仲良しとか好きとかそういう分かりやすいもので例えたくないですね。相性占いなどをやってみても、あんまり相性良くないと思います。笑


私が朝まで眠れなくてそのまま電話をした日がありました。あのときはただ親身に付き合ってくれましたね。

付き合ってはくれているんですけれど、本当は電話を切りたいのではないかな、と少し考えてしまったりして。でも、私は絶対にその電話を切ってやらないのです。

そういう関係です。



なんでしょうね、この感覚は。

ずーっと考えていたのですよ。


食事後の別れ際「お友達になってくれますか?」なんて彼女は言っていましたけど

もともとお友達だとは思っているのです。(その前にメイドの先輩なんですけどね)

でも、お友達かうーん、なんか違うなぁ。

親友?ちょっとわざとらしくて嫌です。

相方?いやいや、漫才コンビじゃないですから。


これは……


悪友???





私はこの日誌で、明日使える哲学のワンポイント話をしたいわけでもなく、音楽ジャンルの話をしたいわけでもないのです。

これは自己満足の日誌で、自己否定の日誌です。

(正直なところ、最初から今の今までそうしてきてはいますが)


私の人生において悪友ができるとは思いませんでした。

私は求められる自分を演じるのが好きです。ですが、彼女はそうじゃない自分を求めています。

私は自分の本音を詮索されるのが苦手です。ですが、彼女は簡単に見透かすし、言い当ててきます。(自分がなんだかんだ分かりやすい人間なのは分かっています。でも気づいたとして当てなくてもいいのに)


感覚でしか捉えることができないのですけど肯定しているけどずっと否定しているんですよね。はぁ、なんだか哲学的ですね。

腹が立つけど好き、1番取り返しのつかない感情ではないですか?


今日は少し特別な日だから、たまにはこういう事を書いてもいいですよね。ダメですか?そうですか。

旅立つ予定の私が、あと僅かしかない日誌の余白を彼女の為に使っても構わないと心の底から思うのです。


2人の間で勝手にやってくれと言われても、それだと意味が無いのです。ここまで読んでいただいた旅人さまなら、分かってもらえますか


恥ずかしいけれど、あのとき、私達はまさしくつり球で、閃光少女でした。

これからも、人に言えないけど言いたくなるような事。人に言えるけど言いたくないような事。たくさん増やしていきましょうね(^^)


FGO夜話2、本当にお疲れ様でした。

参加していただいた旅人さま応援してくださった旅人さま、本当にありがとうございました。

大好きです。