皆さま、ごきげんよう。

お出掛けには厚手の羽織が欠かせなくなりました。寒いのと、パサパサした空気と、身体を動かしづらい服が大の苦手でして。

やはり冬は何をするにも億劫なアオイです。



aoi


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さて先日、ポケットモンスターゲームシリーズ最新作がSwitchで発売されました!

ピカチュウとイーブイがパッケージポケモンになっています※。ソフト毎に、相棒として、ピカチュウは肩に、イーブイは頭に乗せて冒険できます。


(※ 改めてイーブイ、パッケージデビューおめでとう!!! プロジェクトイーブイが(株)ポケモン内で発足してから11/21(イーブイの日)で早一年経ちました。今年は本当に色々ありました…!!! 夏のポケモン映画では、サブ主人公リサの相棒ポケモンに大抜擢。傷ついても立ち上がる姿に、見る度見る度泣かされました。目からハイドロポンプ。ポケセンでもグッズは今やピカさんに次ぐ品数ですよ。アニメのサンムーンシリーズでもイリマ様のイーブイちゃん大活躍でした!今までもブイ使いのトレーナーさんは何人かいましたが、イリマ様圧倒的にスマートです。さすが。公式さんとイーブイクラスタさんたちの熱い熱い想いがこうしてどんどん形になっていく…とっても嬉しいです…!)



相棒ポケモンとは別に1匹、好きなポケモンを選んで連れ歩きができるのですが、ポケモンによって移動方法は様々で…ウィンディやギャロップは自分が背中に乗ったり、カビゴンには抱えられたり!小さなポケモンは頑張って後ろを走ってついてきてくれるのがもう…!どの子を選ぶか迷っちゃいます〜



リリース当日、イベントに(前日ライゼさんからお借りした付箋たっぷりのけいどろをお供に)1人で参加しました(周りのキッズやその父兄たちの目を気にしながら)! 制作会社であるゲームフリークのディレクターの増田さん(ポケモンファンではおなじみ)のお話もゆっくり聞けて、貴重な1時間でしたー。


今回のシリーズばかりは、急がずじっくりジワジワジムリーダーを薙ぎ倒しながらストーリーを楽しもうと思います。もう発売から10日経ちますがまだ3人しかジムリーダー倒してません!早く進みたいけど勿体無くて進めない!




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…さて。

そろそろ「アレ」の季節ですね。


…「アレ」………?

そうです!





お風呂!!!

ですね!!!




アオイさん、先月もお風呂の話してませんでしたっけ?…というヒソヒソ声は、



申し訳ありません!少し片隅に置いておきます!


というのも、先月は
「銭湯」の日 がありましたが、

今月は 「いい風呂」の日 があるのですー!



それが今日!
11月26日!なのですー!


2ヶ月連続で縁起の良い湯屋デーがあるなんて…
是非…我が国に伝わる至福のひとときを…その素晴らしさを…布教させてくださいませ!


……アツ苦しいですか?



そうです!

アオイは、アツアツに沸かされたお湯に首ったけなのです!!





失礼…少々取り乱しました。


ではこのあとは少しだけ、湯屋のいろいろなご紹介と、私が思うその魅力を綴らせてくださいませ。



そして…

今からでも間に合います!
是非湯屋へ向かうご準備を〜!




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湯屋の歴史は古いのですが、湯屋が定着したわけのルーツを遡ると、「穢れを清めるために水を使う」というこの国の思想にあるそうです。地形にも恵まれ、古代より温泉が湧く国でもありました。この国最古の地誌にも、温泉の記述があります。



昔は「温浴」と「風呂」は別の様式でした。

「温浴」はお湯に浸かることで、今の入浴方式もこの「温浴」にあたります。

一方「風呂」は、今のサウナを想像すると易いですが、蒸気や熱気で体の垢を浮かせ、あとでそれを洗い流すことを指します。


歴史の中では「湯屋」と「風呂屋」が同時に存在し、「風呂屋」が主流だった時代もありました。



史料によると、今「銭湯」と呼ばれているような湯屋が一般庶民に定着したのは、約600年ほど前だそうです…!



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そして、湯屋へ行くときのこと。

シャッツ新聞秋号には「もちものへん」と称し、私が湯屋に行くときに持参するものを紹介させていただきました(この国の入浴習慣の元となった史料によると、入浴に必要な湯道具に「七道具」というものがあるらしく…七つの物の内容は時代によって変化してきたそうですが)。



夕暮れどき、湯屋だけを目当てにお外に出るなら、新聞にも書いたような細々としたものを持っていきますが、お仕事やお出掛けのあと手ぶらで行っても問題ありません。湯屋によってはシャンプーやリンス、フェイスタオルが販売されていたり、ドライヤーが備え付けで用意されていたりします。システムは湯屋それぞれですので、分からないことは勇気を出して番台さんに尋ねてみましょう。


しかし基本は身軽なほうがよいです。
鍵付きロッカーはほとんどの湯屋が完備していますが、もちものの管理はしっかりと。



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次に、湯屋のお湯に関して。

このあたりは、どこでも掘れば湧くと言われているほど温泉に恵まれています。


基本的には水道水や井戸水を沸かしてお湯にしている湯屋が多いですが、中には鉱物をたっぷり含んだ温泉に割安の湯屋価格で浸かれるところもあります!!なんとおトク……!!!



温泉銭湯もよいですが、私のオススメは炭酸泉。
その名の通り、浸かるとシュワシュワとした炭酸が肌につきます。

炭酸泉は血行を促進し、身体の末端まで温めてくれます。ポイントは、じっくりゆっくり浸かること。芯まで温められるように、炭酸泉の多くは熱湯よりぬる湯の方が多いです。


炭酸泉がなんと露天にあるという、「えぇ〜こんな贅沢、いいんですか〜!…申〜し訳ない!!(土曜ドラマ24 「昼のセント酒」より)」な湯屋もあるので、要チェックです…!



広い浴槽の熱い湯に浸かることが1番の魅力である湯屋ですが、サウナが備え付けであるところも。その中でもプラスで追加料金が発生するところと、無料で入れるところがあります。


サウナの後の水風呂は、至福…!
温まった身体をすっきり冷やすと、己の冷たい呼気が喉元を通る感覚が味わえます。是非、

「ふう〜〜〜」

と深呼吸しながら、身体に負担のかからない範囲でサウナと水風呂の交互浴をお楽しみください。

整いますよ〜!




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私の思う湯屋の萌えポイントは、上に綴った以外にも様々です。

例えば、



番台さんの人柄。

古き良き湯屋は、ご家族で経営されていることが多いです。

夕暮れどきに行ったとき、番台にいるおばあちゃんと、お嫁さん、お孫さんと思われる子どもたちとのやりとりを聞いたことがあります。

(湯屋の子どもたちは、毎日この浴槽に入り放題なのですね…!)


昔、湯屋を中心にその町が作られていたところもあったそうです。名実共に、番台さんは町の母なる存在なのです。





宮造り建築と壁の絵。


近年、どんどんその姿を消しつつある湯屋は、その歴史的価値を重要視されています。

ビル銭湯や、宿泊施設併設型風呂、温浴スパ施設が生き残るなか、贅を尽くした雅な建築の外観と、壁に描かれたペンキ絵は圧倒的です。






あがった後の、隣接したコインランドリーの香り。


お風呂あがりの自分の肌の香りと、洗いあがった洗濯物の香りが混ざり合って…ああ、後ろ髪を引かれながら、しかし湯冷めせぬようパタパタと、お家に帰るのです。




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うーん。

冬は苦手と言いましたが、湯で火照った身体に丁度いい寒さは、キライじゃないですね。




まだまだ書ききれない湯屋の魅力はたくさんあります「爆誕!カリスマ番台さん」とか、「銭湯アイドル修行中☆ 〜湯屋のおばあちゃんへの道〜」とか、「実録・廃業湯屋の煙突取り壊しに密着」とか……




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今日の日誌はのぼせそうなくらい長湯してしまいました。

お話の続きを聞いてくださる旅人さまは、また是非、館内にて。



それでは、ごきげんよう。




アオイ